転職ノウハウ

大手5大シンクタンク企業の売上高ランキング|国内シンクタンクの種類も解説

この記事では、国内の大手5大シンクタンク企業を売上高順に紹介します。

 

各企業の平均年収、シンクタンクの仕事内容や種類も併せて紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

シンクタンクとは

シンクタンクとは社会や経済など広いジャンルの課題に対して、調査研究を目的としている機関のことです。

 

さまざまな分野の専門家が集まり調査研究して、その結果をもとに中立で客観的な立場から提言やコンサルティングなどをしています。

 

企業だけではなく、自治体や政府にも提言しているため、国民の生活に大きく影響する仕事です。

国内シンクタンクの種類

国内のシンクタンクには、政府系シンクタンクと民間系シンクタンクの2種類があります。

 

それぞれ特徴や仕事内容が異なるため詳しく見ていきましょう。

政府系シンクタンク

政府系のシンクタンクは国や各省庁の傘下にあり、政策に関する調査や提言をしている研究機関です。

 

日本全体の経済や社会問題に関するデータを収集・分析し、その結果をもとに政策を提言します。

 

主な母体は政府や地方自治体で、公共政策の策定に深く関わることから、社会的全体への影響が大きいのが特徴です。

民間系シンクタンク

民間系のシンクタンクは企業の課題を調査研究や政策提言、経営コンサルティングするのが主な仕事内容です。

 

企業の自社商品やサービス内容について消費者の声も調査研究します。

 

主な母体は金融機関や商社など大手企業のグループ会社が多く、依頼主は企業や官公庁になります。

 

企業の経営に関わることで消費者に大きな影響を与えるのも、民間系シンクタンクの特徴です。

大手5大シンクタンク企業の売り上げランキング

大手5大シンクタンク企業の売り上げランキング順に、各会社の会社概要を見ていきます。
※売上高・平均年収は最新年度のものを参照しています。

株式会社野村総合研究所

売上高:7,366億円(2024年3月期)
平均年収:1,271万円(2024年度)

 

株式会社野村総合研究所の売上高は7,366億円、平均年収は1,271万円です。

 

株式会社野村総合研究所は、1965年に創業してからコンサルティングやシンクタンク業務を提供しているため、長きにわたりクライアントに寄り添ったサービスを提供しているのが大きな特徴です。

 

野村グループという強固な金融基盤を活かした高度な調査研究を基に、創立してから長きにわたり、国や地方自治体に数多くの提言を行い、社会に大きな貢献を果たしています。

株式会社日本総合研究所

売上高:2,496億7,800万円(2024年3月期)
平均年収:非公開

 

株式会社日本総合研究所の売上高は2,496億7,800万円、平均年収は非公開となっています。

 

日本総合研究所では、シンクタンクやコンサルティング、ITソリューションの3つの機能を有するほか、三井住友フィナンシャルグループの安定した財務基盤が最大の強みといえます。

 

シンクタンク部門とコンサルティング部門の連携の強さが、日本総合研究所の特徴です。

 

あらゆる分野にわたる調査研究のほか政策提言して、コンサルティング部門が解決策や提言を実行することで、日本企業の成長に貢献しています。

 

また研究テーマも多岐にわたり、地方創生の再構築や社会保障・税の抜本改革、環境エネルギーなど企業だけではなく、幅広い分野における社会課題にも取り組んでいます。

みずほリサーチ&コンサルティング株式会社

売上高:1,784億1,300万円(2024年3月期)
平均年収:非公開

 

みずほリサーチ&コンサルティング株式会社の売上高は1,784億1,300万円、平均年収は非公開となっています。

 

みずほリサーチ&コンサルティングは、2021年にみずほ情報総研株式会社とみずほ情報研究所株式会社が合併してできた企業です。

 

他のシンクタンク企業と大きく異なるところは、みずほグループの強固な顧客基盤や先端テクノロジー、柔軟なイノベーションを創出している点です。

 

国内の上場している企業の約7割、世界の大企業の約8割と取引している実績や強固な顧客基盤力をもちます。

 

AIやビッグデータを使った金融市場の分析や予想のほか、社会経済の動向などさまざまな角度からお客様の課題解決に貢献しています。

株式会社三菱総合研究所

売上高:1,221億2,600万円(2023年9月期)
平均年収:1,103万円(2023年度)

 

株式会社三菱総合研究所の売上高は1,221億2,600万円、平均年収は1,103万円です。

 

三菱総合研究所は医療や介護、福祉の分野から、地域再生や環境エネルギー、情報通信など民間企業から官公庁まで、幅広い分野に寄り添い戦略や事業計画を立てています。

 

シンクタンク企業では民間企業と、官公庁や政府系で担当者を分けていますが、三菱総合研究所では、双方の案件を担当できます。

 

そのため、民間企業のコンサルティングで得た経験を官公庁の案件で活かすこともできるので、研究員が幅広い知識や経験を持ってもっているのも特徴です。

三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社

売上高:219億5,500万円(2023年3月期)
平均年収:非公開

 

三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社の売上高は219億5,500万円、平均年収は非公開となっています。

 

三菱UFJリサーチ&コンサルティングは、三菱UFJフィナンシャルグループの傘下の企業です。

 

社員数は1400人以上と国内でも最大クラスの陣営がそろっており、コンサルティングやグローバル経営サポートのほか、政策研究や提言、経済調査、人材育成など国内外にわたり幅広い事業のサービスを展開しています。

 

さらに、中堅・中小企業や地方公共団体などの調査・研究および提言をしており、多岐にわたる母体にコンサルティングしているのも特徴です。

 

銀行のバックボーンがあるため、M&A支援や海外進出時のコンサルティングもできるため、企業が活躍の場を増やすのにも頼りになります。

まとめ

この記事では、シンクタンクの概要から大手シンクタンク企業の売上高、平均年収について解説しました。

 

ご紹介した大手5大シンクタンク企業をはじめとする、シンクタンクへの転職を検討している方は、コンサルティング業界に強い転職エージェントの利用を検討してみてください。

 

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