こんにちは。
朝晩すっかり涼しくなってきましたね。
どうもネクタイ無しだと朝の通勤時に首筋が寒く感じてしまうのは私だけなのでしょうか？皆様体調などは崩されていませんでしょうか？
早くもインフルエンザの事例が出ているようなのでお気を付け下さい。

それにしても、最近はびっくりすることに事欠かない毎日ですね。
松本大さんと大江麻理子さんのご結婚！おめでとうございます。

松本さんは以前一緒の職場にいたこともあり、現在の仕事を始めてからもお会いしておりますが、本当に器のでかい超優秀なビジネスマンです。
因みに噂によるとIQはビル・ゲイツよりも高いそうです。末永いお幸せをお祈りしております。

ところで、日本史上器がでかいというと・・
西郷隆盛さんがその中の一人に挙げられるのではないでしょうか？

彼の器の大きさの根源というのはどうも「命もいらず名もいらず官位も金もいらぬ人」であったことにあるようです。
私も、若い頃証券会社のリテールで駆けずりまわっていた頃、「この世で一番強い人はもしかして無欲の人ではないだろうか？」と思うくらい欲のない方は手強いお客様でした。

その西郷さんの教えをまとめたのが、「南洲翁遺訓」という明治維新の時には敵方であった荘内藩士の方により編纂されたものです。（詳細な経緯は省略します。）
その中に目の覚めるような「器」についての解説が載っていたので、口語でご紹介致します。

　　「知識の規模、範囲を大きくして同時に自分に打ち克ち人間を高めることに努めよ。
　　男というものは（女性の方ごめんなさい。）、
人を自分の心のうちにすっぽり呑みこんでしまうぐらいの度量が必要で、
人から呑まれてしまってはダメであると思え」

そうなのですよね。相手をすべて認めて丸呑みしてしまうぐらいの度量が私には無いので反省の毎日です。
そういえば「器」という字を良く見ると、口が四つに大なので、口を大きく開けている様に見えますよね。（辞書で調べると、口は神への祈りの祝詞をいれる器で、その中に生贄の犬を捧げお祓いをすることが語源のようです。残念！）

弊社は人材紹介会社としては中堅レベルですが、私を含め癖のある社員を上手くまとめて業績を上げている社長は、それなりの器ではないでしょうか？
弊社は、歩合制なので社長におべっかを使っても給料は全く増えませんが、日頃からそのようには思っておりますので、会社としてもまだまだ成長の余地があると思います。

因みに、「南洲翁遺訓」については、京セラの稲盛さんが「人生の王道～西郷南洲の教えに学ぶ」（日経BP社）で、ビジネスと絡めて素晴らしい解説をされているので是非手にとって読んでみてください。