今月は新年会シーズンということで、色々な方と旧交を温める機会に恵まれました。
一つは親戚が中心の親睦会、もう一つは私の社会人の振出しになった証券会社の支店の同窓会でした。職業柄か共に幹事をやらせていただきました。

前者は、私の父方の叔父の呼びかけで叔父や従兄弟が全部で８名集まりました。
従兄弟は、自動車メーカー、外資系証券会社、不動産会社、などに勤めており多彩な話題で楽しく過ごしました。

一番印象に残ったのは母方の家系の伯父と従兄弟（その長男）が二人とも、仕事の努力は人一倍するが会社で不必要に頭を下げてまで偉くなりたくないという性格であることを知り、私の職業観のルーツをひもとくことができました。（血は争えないのでしょうかね？）
実はその従兄弟の会社の同期にたまたま私の学生時代の後輩がいるのですが、彼は大雪の日に自社の会長の自宅で早朝の雪かきをしたという対照的なキャラクターで、社長を目指している話を聞き、是非とも目標を達成して欲しいと密かにエールを送っております。

一方の支店の同窓会。
今年は、16名の参加者でこちらも多彩なメンバーでした。今回私の新人指導員だった方と20年ぶりくらいにゆっくりと話をすることができました。

その方は、M&Aの世界に進まれ独立系の会社で役員をされていらっしゃいます。
M&Aの会社も玉石混交で様々な考え方を持った方がディールをされているようですが、その会社はディールありきではなくクライアントにとって好ましいと思われる案件しかされないとのことでした。
そういう考えを持っている方が自分の新人指導員だったことを誇りに思えました。
確かに彼は昔から、「安易に商売を引き受けてくるな。」と新人の自分たちに戒めてくれていたのを思い出しました。何を良しとして力を入れるかは各人の自由に委ねますが、自分がこういう道を選んだのも、血筋であったり若い時の良き薫陶であったり改めて再確認することができました。

以前にも書きましたが、我々の業界でも、色々な価値観を持ったエージェントの方がいて様々な案件がありますが、たまに「やってはいけない」もしくは「やらない方が良い」案件というのがあると個人的には思っております。
ただ、自分にとって新しい案件の場合は、その会社もしくは人間関係、雇用環境などすべてを把握しているわけではないので判断材料に乏しいことがあるのも事実です。そのような際は、やはり入社した方の感想を聞いてみるようにしております。