こんちにちは　齊藤です。 本年もよろしくお願いします。

さて今回のテーマは“雑談力の重要性”について記載します。

最近巷で何かと話題になっている雑談力という言葉よくききますね。

書籍や雑誌で特集をしてますので最近読まれた方も多くいらっしゃると思います。
「雑談力が上がる話し方」　齊藤孝氏書
「どこが違う？仕事ができる人の会話とバカのムダ話」　プレジデント（雑誌）
雑談力の重要性って…

いい例がご存知　”釣りバカ日誌の浜ちゃん”なんかどうでしょう。
一切仕事の話や営業トークなどしていなくても顧客のキーマンと得意の”釣りの話”やバカなムダ話しながら
いつの間にか競合他社から200億円の工事受注を奪ってきたり非常に粋な営業って感じで気持ちいいですね。

そうそう　”笑っていいとも”　タモリさん　こんな雑談力の高い方は他にいないと言っても過言ではないでしょうかね。
雑談だけで30年間も番組を支えてきました。いやーー　恐るべし。

身近な話題ですと私が6年間付き合ってるセキュリテイネットワーク（IT）ベンダー の社長さんの面接なんか中身の90%がなんと雑談なんです。
それで人を見抜きます。30年近く様々な方と面接をしている為、引出力や柔軟性や頭の回転や知識レベルや教養や品格等瞬間的に判るそうです。

つまり本当は釣りバカの浜ちゃんのような方が仕事ができるとそもそも判ってらっしゃるんでしょうね。　

そこで実は雑談力って結構我々この仕事（人材紹介業）でも非常に重要なファクター でございまして…
私は元々人材スカウト（ヘッドハント）からこの仕事を始めているせいもあってかキャンディの方とは主に雑談からはじめるのが今でも習慣になっているんです。　

なんせ全く転職意欲のない方にお会いする場合、最初は世間話や雑談から誰でも始めますよね。
その為　今でも通常の面談のときは大抵半分以上　時には２～３時間別の話題や雑談話で盛り上がる事が多いんです。

そこから色々なオープンマインドで話していただけるので、当方もピッタシの案件をご紹介しやすいのです。
そして大抵そのような方は最終的には希望に近い会社に内定・入社されその後もご活躍されていることが多いです。　

雑談力の勝利です。

一見　誰でも簡単そうに思えるのこの雑談力って意外と奥が深く難しいんですよ。
業界に沿った雑学や教養や幅広い知識や品格等が問われるような気がします。タモリ さんなんかまさにそうですよね。
企業の人事担当や採用リクルータがこの雑談力をより重視されればミスマッチ採用や新卒の早期退社を防ぐポイントになるのでは？？
以前から思っておりました。
特に新卒の採用なんて社会人経験のないアマチュアの方にステレオタイプな定番決まり文句みたいな面接を実施しても人を見抜けるのかっ？といつも疑問を感じております。
複数企業を受けているので本音なんて話ませんよね。
さて　雑談をすると色々わかってくるので、私も普段面談の中で雑談を試みるのですが、 最後に”ああー　残念だなっ”と思う方のタイプを列挙します。

①ネタがない。引きだしが少ない。
・新しい情報ネタが含まれない会話には何の刺激もなく魅力も感じない。

②他人とは異なる独自性や意見に角度がない。
・ものの見方や切り口に角度がない人の話はありきたりで面白くないですねー

③いつまでもオープンマインドになれずに自分をさらけだせない。
・プライドやカッコつけてばかりいてなかなかオープンマインドになれず自分のものの見方で話せない。
さらにひねくれもの…

④ガツガツ　ストイックすぎる　粋な遊び心の感性が全くない。
・いつもシリアスでストイックな人が自己主張すると身構えさせ、話も弾まないです。

⑤とにかく暗い。
・話していても人や会社の悪口やグチが多く、柔軟性に欠け思い込みが強い人。自分勝手

⑥話し方がいつも同じ。
・不慣れな新人営業の方ならいいですが、中年でこれだと…
話の内容や話す相手が違っても同じ話し方をする人は面白くない。
人生経験、社会人経験、業務経験の浅さが目立ちます。

⑦前置きや話が長い。キャッチボールできない。
・質問に対しだらだらと説明が続くと、面白いかどうかの前に相手はイライラさせてしまう。

⑧とにかく自分勝手で横柄　
・相手の立場や状況判断に欠け”私がどうだ”っと　自分の事ばかり気にする。

雑談してみるとこのように履歴書や職務経歴書の質問以外の色々な事が判ってくるのです。