コラム
グローバル人材
11月最終日、武田薬品工業はフランス人で47歳のグラクソ・スミスクライン社幹部のクリストフ・ウェバー氏をCOOに迎え2015年にCEOに就任させる予定であると発表した。
1781年の創業以来232年の歴史の中で初めての外国人社長となる。
日本国内では1位の武田薬品も世界の中では15位。国内市場が縮小していく中で海外の競合と伍していくためには、とりわけ新興国での市場獲得が重要な経営課題であり、そのために現社長が直接ヘッドハントして次期社長候補を決めた。
ウェバー氏はこれまで新興国での実績があり、グローバル展開を考える日本企業はこのような海外でPL/BS責任を負った事業責任経験者を求める傾向が益々強くなると思われる。
最近の転職を希望する若手ビジネスパーソンの中にも、希望勤務地を海外あるいは海外のみに限定する人々が増えてきている。
もはや英語力というよりは海外での事業経験が求められる時代になってきていることを実感させられる。
私が担当するコンサルティング業界の求人でもクロスボーダーM&Aの求人が増えている。クライアント企業から依頼されるM&A案件のうち90%がクロスボーダーのM&Aであるという。
特に若い方は海外での事業経験を積むための第一歩(入口)として、このようなコンサルティングファームを経験するキャリアも一考です。
コンサルティング業界、M&Aアドバイザリー、投資ファンド、事業会社マネジメントへの転職を希望する方からのご相談、ご連絡をお待ちしています。