企業インタビュー
株式会社日本能率協会コンサルティング 企業インタビュー|コンサルタント未経験から自律的に働くコンサルタントへ
目次
株式会社日本能率協会コンサルティング 伊藤氏・高井氏インタビュー
伊藤 康宏氏 (いとう やすひろ:写真左)
早稲田大学教育学部卒後、化学メーカーの法人営業を経験し、2019年に株式会社日本能率協会コンサルティングに入社。
高井 香織氏(たかい かおり:写真右)
東京農工大学大学院 工学府修了。新卒で食料品製造会社の製品開発を経験し、2023年に株式会社日本能率協会コンサルティングに入社。
日本におけるコンサルティング会社のパイオニアと称される日本能率協会コンサルティング(以下、JMAC)。長年に渡り、コンサルティング事業を通じて多くの顧客企業の発展を支え続けています。その最前線で活躍するコンサルタントの伊藤氏・高井氏に、仕事や会社の魅力についてインタビューさせていただきました。
希望する領域を自由に選択し、挑戦していける
JMACへの入社の決め手について教えてください
伊藤氏
私は前職の化学メーカーでは法人営業を担当していました。かなり裁量を委ねてもらえていたのですが、どうしても自分が担当する製品を越えての提案ができず、お客様の課題に十分お応えできない歯がゆさを感じていました。それで、改めて自分の知識やスキルでお客様の課題を解決できる職業はないかとイメージしたのが、コンサルタントでした。
高井氏
私は他社でも使えるスキルを身に付けたいという強い気持ちがありました。前職は、国内では大規模の会社でしたが、私の担当範囲は部分的でした。「ここで培えた経験や知識が果たして市場で通用するのだろうか」と不安になっていました。
それともう一つは、技術者を何年か経験した中でこのまま技術的な知見を深めていくよりも、他の技術者がもっと輝けるようサポートできる仕事をしたいと思うようになりました。自分の強みをより活かせる気がしたからです。
伊藤氏
複数のコンサルティングファームを検討しました。ただ、他社は中途入社には即戦力を期待していました。結局、前職で何を経験して来たのかに制約されてしまいます。しかし、JMACはアカデミーと呼ばれるコンサルタント養成プログラムが完備されており、前職の経験に関わりなく希望する領域を自由に選択できます。そこに魅力を感じました。
高井氏
私は決め手が二点ありました。一つは、JMACで働いている人が魅力的であったことです。実は品質管理職にも興味があり、事業会社数社のお話もお聞きしました。ただ、どこも雰囲気が前職とあまり変わらなかったのです。JMACでお会いしたコンサルタントの方々は、いずれも輝いていて「あの先輩たちのようになりたい」と魅了されました。
もう一つは、自分がやってみたいプロジェクトに自ら手を挙げて参加できることでした。自分の興味や志向にあった仕事に就けます。それが、私の場合はR&Dのコンサルタントでした。どうしても事業会社だと分担が決められてしまいます。JMACなら、幅広く挑戦できる可能性があると感じました。
異業界からの転職に不安を覚えることはありましたか。
伊藤氏
私は、不安ばかりでした。面談を担当してくれた先輩に「正直なところ、異業種からでもやっていけますか」と逆質問したぐらいです。最終的には厳しさもあるものの、頑張っていく価値があると確信し、「まずは飛び込んでみよう」と決心しました。
高井氏
私も不安はありました。ただ、それと同じくらい前職の会社に居続ける不安も大きかったです。
お客様と一緒に解決策を練り上げ、成果を導いていく
JMACでの仕事の魅力について教えてください。
伊藤氏
入社以来、全社的な業務改革や情報システム刷新に関する多数のプロジェクトに携わってきました。お客様の業界・業種も部門もさまざまでした。現在もプロジェクトの領域はほとんど変わっていません。ただ、役割が少しずつ拡大してきました。今では推進役としてお客様との打ち合わせをのリードや、必要な資料を自ら主導して作成しています。
高井氏
私はまだ入社して半年ほどなのですが、幾つかのプロジェクトは既に終えています。内容としては、新規商品・事業の開発に関わる案件が多かったです。JMAC独自のフレームワークを駆使して、お客様と一緒に考えていくという流れです。最近はパートによっては、私も講師を務める機会もあります。
伊藤氏
実は、私は特に希望する領域やテーマがありませんでした。ですので、内定後に面談をさせてもらった先輩が属している部署に一旦入ってみたという流れです。実際には面白くて今も引き続き同じ部署で働いています。
高井氏
私は本当にR&Dコンサルタントの仕事をしたくてJMACに入社しました。というのも、前職では研究開発員からボトムアップの新事業や新商品アイデアを考え、事業に進めていこうと何度もチャレンジしたのですが、ほとんどが失敗でした。「どうやったら上手くいくのか」と過去の自分にコンサルティングしているような気持で学び、改善につなげています。
入社以来私が意識しているのは、仮説を立ててから向かうことです。「お客様がJMACに依頼された理由はどこにあるのか」を私なりに解釈をして、導かれた仮説に基づいた資料を作成するようにしています。最近では人の発言に関しても、「どういう意図や背景があるのか」「なぜそう言うのか」などと私なりに考えるようになってきました。そこの整合性が取れていないと、求められているゴールに辿りつかないことがあるからです。
伊藤氏
私が入社当時心がけていたのは、同行する先輩に学ぶことでした。できるだけ会話をして、「今どんなことを考えているのか」「なぜそう思ったのか」などを事細かに確認していました。しかも、それを自分にトレースするようにしていたのです。おかげで、コンサルタントとしての喜びを段々と味わえるようになりました。
そんな私が最もやりがいを感じるのは、お客様が気付かない問題・課題を見出し、解決に向けた仕組みづくりとその運用をご支援できた時です。それが実現できた時はとてもやりがいを感じます。自分の成長も実感できます。
他にも、シンプルにロジカルに物事を切れ味良く語れたりした時も達成感があります。例えば、あるべき姿や理想像を上手く描き切れていなかったお客様に、「こんなロジックを組み込んでみてはいかがですか」と提案したことがありました。その提案を受け入れていただい際に、「凄く助かった」と感謝の言葉をいただいたのも印象にあります。
高井氏
新事業開発の案件でも最後に決裁権限をお持ちの管理職に、お客様側のプロジェクトメンバーがプレゼンする機会があります。どうすればGOサインをもらえるかと私たちも一緒になって練り上げていきます。「何が重要なのか」「ポイントはどこにあるのか」などを考えることや、プレゼンの壁打ち相手になることも多々あります。それだけに、プレゼンが通った時は大きな満足感が得られます。
やりがいがある一方、チャレンジナブルな場面もあったりするのではないでしょうか。
伊藤氏
私は昨年の夏、普段なら6カ月ほどを要する活動を「3カ月でやり遂げてほしい」というオーダーをもらった時は大変苦労しました。当然ながら1日あたりの作業量がすごく増えてしまったからです。どう進めたら良いか悩んでしまいましたが、プロジェクトに参加していた同年代のコンサルタント4名らがお互いに励まし合い、声を掛け合い何とか乗り切ることができました。
高井氏
私はどれほどインプットをしたからと言っても、良いアイデアが出るとは限らないことを幾度も痛感しました。そこがとても苦しかったです。乗り越え方としては、とにかく色々な仮説を立てるしかなかったです。数を出して先輩に見てもらい、「これが良いのでは」と言われたものをさらに深掘っていくようにしました。
伊藤氏
お客様によって重視されるポイントが少しずつ違っていたりします。また「理解はできても納得ができない」と言われて、どうしたら良いかと悩んだリすることもあります。そうした場面では、私が考えたたたき台をもとに先輩コンサルタントとディスカッションをさせていただき、より良くしてからお客様に改めてご提案するようにしています。
コンサルタントとしてのさらなる成長を思い描く
今後のキャリアパスについて教えてください。
伊藤氏
現在、コンサルタントとしての私の社内資格は「J」ランクです。特定分野のコンサルティング技術の錬磨期間に位置付けられています。今後は「C」ランク、チーフをぜひ目指していきたいです。そこで経験を積んで、もう少しコンサルタントとしての強みを磨きたいと思っています。そのためにも、瞬発力を高めたいです。チーフになると完全にお客様の矢面に立つだけにお客様の課題やコメントに対して、瞬時に返せるようにならないといけないからです。
高井氏
私の当面の目標は、自分の看板を作り上げていくことです。「私と言えばこのコンサルティング」という得意領域を確立したいです。そのためにも目指しているのは、多様性とイノベーションの関係性を解き明かしていくことです。何らかのフレームワークに落とし込めたらと考えています。
顧客への価値提供に専念できる。誰とどう働くかも自由。子育てをしながら働ける環境。
JMACという企業の魅力はどう感じていますか。
伊藤氏
自由度の高さがJMACの最大の魅力です。働く時間や場所、キャリア選択などもすごく自由です。加えて、お客様に提供する価値に集中しています。社内における利害調整も要りません。より良いアウトプットを出すことに全力投球できます。実際、若手であっても先輩はもちろん、プロジェクトリーダーに対しても気兼ねなく意見を言えます。お客様のメリットにつながるのであれば、不要なものは一切排除する。そんな気持ちの良い環境で働くことができます。
高井氏
私からは二点お伝えしたいです。一つ目は、上司を選べること。JMACでは誰と働くか、どのプロジェクトに入るかに関して自ら手を挙げられます。しかも、知的な刺激を得られそうな魅力的な先輩が沢山在籍されているので楽しみでなりません。二つ目は、自由な働き方ができる環境が整っていることです。おかげで、私は5歳と3歳の子供を育てながら仕事もできています。
誰であっても、JMACのコンサルタントとして活躍できるチャンスがある
転職を考えている方、コンサルティング業界に興味がある方へのメッセージがあればお願いします。
高井氏
少しでも興味がある方は、ぜひ会いに来てほしいです。無料のセミナーも随時開催しています。どんな先輩が働いているのかイメージしやすくなるはずです。
伊藤氏
「自分のキャリアがこのままで良いのか」という何かモヤモヤした気持ち、閉塞感があるなら、コンサルタント職を次の選択肢の一つとして検討してもらいたいと思います。自分の経験や考えが商材になるので、毎日がすごく刺激的です。
なかでも、JMACはコンサルタント未経験でも受け入れてくれる会社です。入社後に成長できるポリシーやプログラムも用意されているので、私のように「取りあえずコンサルタントになってみよう」と思った人にとってもすごく安心できる環境です。その意味では、他のコンサルティング会社とは違う色を出していると思います。
会社概要
- 会社名
- 株式会社日本能率協会コンサルティング
- 会社概要
- 「よい成果はよい技術が生み出し、よい技術は経営コンサルティングの真剣勝負の現場から生れる」。
私たちは常にこの考え方を大切にし、コンサルティングという方法で新しい”ものづくり”時代を支えます。
それは物質的な”モノ”だけでなく、付加価値を持った成果物を生み出し、ソフトやサービスの充実によって企業自体を変革させていく力のこと。その推進力を支えるのがJMACの使命です。 - 会社設立日
- 1980年4月1日
- 資本金
- 2億5000万円
- 代表者名
- 小澤 勇夫
- 所在地
- 東京都港区芝公園3-1-22 日本能率協会ビル7階
- 従業員数
- 社員:370人 委託契約コンサルタント:130人 国内・海外子会社 社員:130人
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- 年収
- 年収非公開
- 勤務地
- 仕事内容:
- アジア地域のメーカー系企業(クライアント)への戦略的事業企画、生産生産企画